海外電気事業短信

米国:テキサス州、ハリケーン・ベリル襲来により大規模停電が発生

2024-07-08
  • 北米
  • 環境・再エネ

ハリケーン・ベリルが2024年7月8日、テキサス州に上陸し、ヒューストン周辺の270万人以上の顧客を停電させた。テキサス州ヒューストンに拠点を置く公営電気事業者のセンターポイント・エナジー社が甚大な被害を受け、最大226万人以上の顧客が停電した。当日の気温は32℃を超えており、住民はエアコンなしで暑さとハリケーンに耐える過酷な環境となった。バイデン政権は7月12日に被災地域に対する政府の支援(財政支援、災害復旧センターの設置など)を承認し、復旧が進められているが、7月15日時点でいまだ30万件以上が停電している。国立海洋大気庁は、2024年に昨年を上回る猛暑を記録する可能性が50%あるとしている。また、マイアミ大学マクノルディ氏は、大西洋のハリケーンを緩和するエルニーニョ現象が弱まっており、2024年に多くの異常気象が起こる可能性を指摘している。そのような中、バイデン政権は連邦緊急事態管理庁(FEMA)が提供する災害救援基金(disaster relief fund)の逼迫を懸念し、90億ドルの拠出を議会に求めている。