海外電気事業短信

ドイツ:政府、H2-ready発電所入札を2025年初めまでに実施と発表

2024-07-05
  • 欧州
  • 火力

連邦経済・気候保護省は2024年7月5日、2024年末~2025年初めまでに、第1回H2-ready発電所入札を実施すると発表した。同入札は「発電所戦略」の一環で、発電所合計設備容量1,250万kWと貯蔵容量50万kWを募集する。入札は大きく2つに分けられる。1つ目は脱炭素化に向けて、H2-readyガス火力発電所の新設(500万kW)と既設発電所のH2-ready転換(200万kW)が入札対象となる。これらの発電所は運転開始8年目以降、グリーンまたはブルー水素燃焼に切り替えなければならない。投資費用に加えて、運転費用(水素燃焼転換後、年間稼働時間800時間分について、水素燃焼によるコストと天然ガス燃焼によるコストの差額)にも補助金が支払われる。さらに、水素スプリンター(運開時から水素のみで稼働する)発電所50万kWと、長期貯蔵設備50万kWも入札に掛けられる。2つ目は安定供給の確保を目的とする入札で、ガス火力発電所500万kWを募集する。投資費用のみの補助となるが詳細条件は未公表で、水素転換に非対応の発電所も入札対象となるかについては不明だという。