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米国:ニューヨーク州、2030年までに再エネ電力70%の達成は困難との見通し

2024-07-01
  • 北米
  • 環境・再エネ

ニューヨーク州エネルギー研究開発局(NYSERDA)は2024年7月1日、クリーン電力基準に関する報告書草案(Draft Clean Energy Standard Biennial Review)を発表した。同報告書は、サプライチェーンの問題やインフレなどの要因により、2030年までに電力の70%を再エネで賄うという同州の目標達成はますます困難となっており、期限を遅らせる必要がある可能性を指摘している。NYSERDAによると、2030年の州内電力需要は16万4,910GWhに増加するという予測に対し、現行の再エネ開発のペースでは2030年時点での再エネ発電電力量は7万3,292GWhにとどまり、70%目標から大きく乖離することが予想される。一方で、必要な政策や十分なインフラ投資が実施されれば、2033年に70%目標を達成できる可能性があると示している。