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米国:PJM電力市場、3年ぶりの容量市場オークションで価格が64%低下

2021-06-02
  • 北米
  • 原子力

PJM電力市場で2018年以来3年ぶりに容量市場オークションが実施され、PJMは2021年6月2日に落札結果を公表した。2022~2023年の容量市場の落札価格は50ドル/MW日となり、前回2018年の140ドル/MW日と比較して64%低下した。低下の主な原因は、需要予測の低迷と見られる。PJMではこれまで、最低入札価格制度(MOPR)の適用拡大に関するFERCとの議論が長引き、今回のオークションが3年ぶりの実施となった。電源別では、原子力:446万kW増加、天然ガス火力:341万kW増加、太陽光:94万kW風力、風力: 31万kW増加、石炭火力:818万kW減少となった。今回のオークションにおいて、州から支援を受けた電源に対するMOPRが初めて適用された。PJMは「MOPRが今回の落札結果に与えた影響については若干程度あるものの、具体的な電源に対する影響については議論できない」とコメントしている。