海外電気事業短信

米国:元FERC委員、脱炭素化へ向け組織的電力市場の全国拡大を要請

2021-06-02
  • 北米
  • エネルギー一般・政策

9名の元FERC委員(元委員長を含む)は2021年6月2日、国内すべての地域で卸電力市場が運用されるよう求める書簡をFERCに送付した。米国では現在、北東部、中部大西洋岸、中西部、テキサス州、カリフォルニア州において、独立系統運用事業者(RTO/ISO)が卸電力市場を運営しているが、西部や南東部の地域では垂直統合型の電力供給体制が維持されている。書簡の中で元FERC委員は、組織的市場はすべての市場参加者に対し系統アクセス等の公平な競争条件を提供し、再エネの出力変動にも地域大での対応を可能にする点において重要な役割を果たしており、電力部門の脱炭素化を進めるためには不可欠であると述べている。