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ドイツ:気候保護法改正案が可決、部門別の排出削減目標が廃止される

2024-05-17
  • 欧州
  • 環境・再エネ

ドイツ連邦参議院(上院)は2024年5月17日、温室効果ガス(GHG)排出削減目標について定めた「気候保護法」(KSG)改正案を承認した。今般の改正により、エネルギー、産業、運輸などの部門別に定められていた排出削減目標が廃止された。改正前のKSGでは、部門ごとに年間のGHG排出許容量が規定されており、実際の排出量がこれを上回った場合、所管省は追加の削減策を盛り込んだ緊急プログラムを3カ月以内に提出することが義務付けられていた。野党や環境団体は、KSGの緩和により対策が進んでいない運輸部門や建物部門において排出削減が滞り、2030年目標(1990年比65%減)の達成が困難になると批判している。