海外電気事業短信

米国:天然ガス火力の発電電力量が減少

2021-05-24
  • 北米
  • 環境・再エネ

米国エネルギー情報局(EIA)は2021年5月24日、2021年1~4月の天然ガス火力による発電電力量を公表し、2020年の同時期と比較して7%の減少となった。冬場が低気温であったことから同時期の米国全体の発電電力量は6.6%の増加となったものの、天然ガス価格の上昇と再エネとの価格競争激化により、天然ガス火力の発電電力量は2017年以来の減少となった。一方、2020年春からの天然ガス生産量減少と冬場の低気温により、この期間の天然ガス価格は2.83ドル/MMBtu(ヘンリーハブ価格)と上昇したため、相対的に石炭火力の競争力が高まったことで、石炭火力は同時期で前年比40%の増加となった。EIAは天然ガス火力による発電電力量の減少は2022年まで続くとし、2021年全体では対前年比9.1%の減少、2022年はさらに0.7%の減少を予測している。