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フィンランド:TVO、オルキルオト3号機の完工条件でアレバ側と合意

2021-05-17
  • 欧州
  • 原子力

フィンランド電力大手TVOは2021年5月17日、オルキルオト原子力発電所3号機(EPR、172万kW)建設プロジェクトの完工条件について、アレバ・シーメンスのコンソーシアムと合意に達したと発表した。同号機は2021年3月に燃料装荷を完了しており、2021年10月に送電網に接続、2022年2月に商業運転を開始する予定である。今回の合意では「アレバが(建設費用として)約6億ユーロ(約800億円)を補填する」、「2021年7月から2022年2月末までに生じた費用はそれぞれが自己負担する」、「2022年2月末までに完工しない場合は、コンソーシアが遅延日数に応じた遅延補償金をTVOに支払う」としている。TVOによると、2021年5月末までに最終合意書が締結される予定で、その後、合意書の発効には一定の条件が満たされる必要があるとしている。同号機の建設は2005年より固定価格でのターンキー契約に基づき進められているが、建設遅延とコスト超過に関してTVOとコンソーシアム間で訴訟に発展し、2018年に「コンソーシアムが建設の遅延補償金として4億5,000万ユーロ(約600億円)をTVOに支払う」等の和解が成立していた。