海外電気事業短信

米国:ノースダコタ州石炭火力にCCSを追設するプロジェクトが最終開発段階

2023-06-28
  • 北米
  • 火力

ノースダコタ州を拠点とするミンコタ電力協同組合は2023年6月28日、カナダのエネルギー輸送大手のTCエナジー社、三菱重工業(MHI)、インフラ建設工事会社大手の米国Kiewit社およびその関連企業と協定を締結し、同州の石炭火力にCCSを追設するプロジェクト「Project Tundra」を最終開発段階へと進めることを公表した。これは同組合が運営する石炭火力Milton R. Young Station 2号機(出力45万5,000kW、運開1977年)を対象として、年間最大400万tのCO2を貯留する世界最大級のCCSプロジェクトである。排ガスの90%のCO2を回収して地中へ貯留する計画であり、プロジェクトの総額は約14億ドルとなるとしている。協定に基づいて、同組合は引き続きプロジェクトを主導し、プロジェクトエリアの地主や地域住民と調整を行うとしている。同プロジェクトは、2024年初頭に資金調達の完了と建設の開始通知が見込まれるという。