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米国:コンステレーション社、業界初の38%水素混合発電に成功

2023-05-24
  • 北米
  • 環境・再エネ

大手クリーンエネルギー企業のコンステレーション社は2023年5月24日、水素と天然ガスの高濃度混焼(38%)の業界初の試験に成功し、水素が温室効果ガス排出の低減に効果的な手段となり得ることを実証したと公表した。同試験は、シーメンス・エナジー社および米国電力研究所(EPRI)と共同で実施したもので、アラバマ州のHillabee天然ガス火力発電所で行われた。わずかな改良により、水素を混合した状態(濃度38%)で既存のプラントを安全に運転可能なことを確認した。同社は、今回の試験結果をもとに、今後数年間で天然ガス火力発電所をカーボンフリー技術に移行する計画を立てていくという。なお、米国環境保護庁(EPA)は2023年5月、電力部門からのCO2排出量削減を目的としたガイドライン案を公表し、排出量削減目標の達成に資する技術の一つとして水素混焼を挙げている。