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EU:EU理事会が再エネ開発の許認可加速について合意

2022-12-22
  • 欧州
  • 環境・再エネ

EU理事会(Council of the European Union)は2022年12月22日、EU加盟国のエネルギー担当閣僚が、再生可能エネルギープロジェクトの許認可手続きを加速させるための一時的な枠組みを定めた理事会規則(Council Regulation)の内容に合意したことを公表した。この規則は、再生可能エネルギーの普及を加速させるための許認可手続きの迅速化と簡素化を定めた一時的に適用されるものであり、発効後18カ月を有効期限としている。対象は迅速に展開可能で、環境への影響が少ない技術に絞っており、(1)建物に設置される太陽光は3カ月を許認可の期限とし、既存の人工構造物上の太陽光は環境影響評価を実施する義務を免除する。(2)容量50MW以下のヒートポンプは1カ月、地熱ヒートポンプは3カ月を許認可の期限とする。(3)再生可能エネルギー設備の更新では、環境影響評価を含むすべての関連手続きについて6カ月を許認可期限とし、容量変更が15%以下の場合は3カ月を期限とすることなどが定められている。なお、これらの期限には系統接続のためのインフラ建設に要する期間は含まれない。この規制の大部分は、2022年11月24日のエネルギー担当閣僚会議で合意されており、今回、EUのガス価格上限に関する合意とパッケージで公表されたものである。