- 2022-12-09
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- 欧州
- エネルギー一般・政策
フランスのマクロン大統領、スペインのサンチェス首相、ポルトガルのコスタ首相の3者は2022年12月9日、スペインのアリカンテで開催されたバルセロナ-マルセイユ グリーン水素回廊サミットにおいて、スペインとフランスを結ぶ水素パイプラインプロジェクト(H2MedまたはBarMar)の新設に合意したと発表した。同プロジェクトは、ポルトガルとスペインを結ぶパイプラインと、バルセロナとマルセイユを結ぶ海底パイプラインの2つで構成され、総工費は推定約25億ユーロ、設置費用の一部の拠出をEUに求める。これら3カ国は同年10月、この海底パイプラインの計画を既に発表しており、その時点では天然ガスの輸送も見込まれていたが、今回EUへの費用拠出を求めるためにグリーン水素に限定することになった模様である。欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長も同サミットに出席し、「H2Medは水素開発の転換点となり、欧州のエネルギーシステムの独立性と安定性に貢献する重要なプロジェクトである」と述べ、EUの支援を約束した。さらに同委員長は同日、欧州委員会は地中海沿岸の国々と水素パートナーシップを構築中であり、既にエジプトとは合意、モロッコやその他の国々とは協議中であるとの声明も発表している。
