海外電気事業短信

スペイン:規制当局、柔軟アクセス許可で新規需要の系統接続を促進

2026-08-11
  • 欧州
  • 送配電

国家市場競争委員会(CNMC)は2026年8月11日、系統容量が不足する地点でも一定条件下で需要設備の接続を認める「柔軟アクセス許可」を承認した。確定容量がなくても技術・運用・時間上の条件付きで接続を認め、既存系統の有効活用と電化促進を図る。許可は4類型で、タイプ0:配電網で割り当てた柔軟容量を指定時間帯のみ利用可能、タイプ1:配電網で系統設備停止時に変電所内の専用接続設備を遠隔遮断、タイプ2:配電網の柔軟容量1MW超の設備で配電事業者が計画・リアルタイム指令により当該容量を全部または一部制限、タイプ3:送電網の柔軟容量1MW超の需要設備で系統運用者の要請により需要を削減。タイプ1・2は当初、接続点30kV以上が対象。揚水発電や蓄電池の需要としての申請も柔軟アクセスとして扱う。9月1日に発効し、タイプ0・1・3は6カ月以内、タイプ2は必要な可視化・制御手段の整備後、遅くとも2028年1月1日までに申請可能となる。