海外電気事業短信

イタリア:再エネ支援制度FER-Xが正式決定

2026-08-06
  • 東アジア
  • 環境・再エネ

環境・エネルギー安全保障省は2026年8月6日、政令で再エネ支援制度FER-Xの内容を定めた。太陽光、風力、水力、副生ガス(下水の浄化過程で生じる残留ガス)発電を対象に20年間の双方向CfDを適用するという骨子は、前身のFER-X Transitrioから踏襲した。今回FER-Xから、電源の増強・リパワリングも支援の対象に加わった。本制度の下、2026年12月以降7度の入札を行い、入札分2,715万kWの確保を目指す。このうち、太陽光と風力では、参加要件や評価基準が追加された特別入札の実施が予定されている。追加の参加要件には、(1)主要設備に対する特定の第三国(具体的な対象国は入札前に提示される)製品の使用制限・禁止、(2)サイバーセキュリティ要件などが含まれる。追加の評価基準には(1)蓄電システム併設、(2)水素をはじめとした異なるエネルギー生産への活用などが含まれる。