海外電気事業短信

豪州:Transgrid、系統強度対策にGFM蓄電池の活用を期待

2026-07-14
  • 中近東諸国
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ニューサウスウェールズ州の送電事業者Transgridは2026年7月14日、系統強度を確保するための新たな方策を公表し、将来的にグリッドフォーミング(GFM)インバーター蓄電池を活用する方針を明らかにした。再生可能エネルギーの導入拡大と石炭火力発電所の閉鎖により系統運用が難しくなる中、同社はこれまで同期調相機を中心に系統強度を確保する考えを示していた。しかし、その後、同期調相機の建設コストが上昇したことに加え、石炭火力発電所の閉鎖時期が当初想定より遅れる見通しとなったことから、対策を見直した。新たな計画では、当面は運転を継続する同期発電機を活用することで同期調相機の新設を抑制し、中長期的にはGFM蓄電池を系統強度対策の中核設備として活用する考えである。ただし、GFM蓄電池による系統強度確保については今後実証事業を通じて性能を検証する予定であり、その結果が今後の本格導入を判断する上で重要となる。