海外電気事業短信

中国:データセンター需要の急増が中国の電力地図を再編へ

2026-05-29
  • 東アジア
  • 電気事業一般・経営

大手紙は2026年5月29日、中国電力企業聯合会(CEC)統計・数智(デジタル・スマート化)部副主任の発言を引用し、従来の産業用電力需要に加えて、データセンター、充電インフラ、AI算力の拡大が電力消費の構造を変えつつあると報じた。それによると、1〜4月の電力消費量は累計3兆3,345億kWh(前年同期比5.4%増)となった。そのうち第三次産業では、情報伝送・ソフトウェア・ITサービス業が19.0%増となった。さらに、その中でもインターネットデータサービスが42.8%増、充換電(バッテリーの充電・交換)サービス業が61.9%増と高い伸びを示した。4月の国家能源局の説明では、算力関連の電力需要は引き続き高成長を維持しており、AI算力の拡大が新たな大口電力需要として電力システムに影響を与えているとしている。また、グリーン電力の直接供給や「算電協同」(AIデータセンターの計算能力とグリーン電力供給を一体的に運用する取り組み)に関する制度整備が、今後の電力政策および市場設計における重要な課題になると指摘した。