海外電気事業短信

豪州:2026/2027年度の電気料金上限を引き下げ、蓄電池普及で卸価格低下

2026-05-26
  • 中近東諸国
  • 営業・料金

エネルギー情報誌は2026年5月26日、エネルギー規制機関(AER)が公表した2026/2027年度に適用するデフォルト市場オファー(DMO、標準契約向け電気料金の上限水準)について報じ、前年度より引き下げられると伝えた。AERはニューサウスウェールズ州(NSW)、クイーンズランド州南東部(SEQ)、南オーストラリア州(SA)を対象として毎年料金の見直しを行っている。今回の引き下げは再生可能エネルギーと蓄電池の拡大による卸電力価格の低下が背景にある。家庭向け定額料金は、NSWで3.4~5.0%、SEQで7.2%引き下げられる一方、SAでは1.4%上昇する。中小企業向けはより大幅な引き下げとなり、時間帯別料金ではNSWで20.9%、SEQで14.0%、SAで12.1%低下する。新料金は7月1日から適用される。