海外電気事業短信

中国・ベトナム:首脳会談で電力相互連系・新エネ協力を明記

2026-04-17
  • 東アジア
  • エネルギー一般・政策

中国政府は2026年4月17日、ベトナムのトオ・ラン(蘇林)共産党中央書記長兼国家主席が中国を国賓訪問し、習近平総書記・国家主席と会談したと発表した。両首脳は「中越運命共同体構築に向けた共同声明」を発表した。両国は電力相互接続協力の推進および送電網の相互連系を戦略的協力の柱と位置付け、基幹インフラの統合を加速させる方針で一致した。新エネ分野では、市場原理と互恵原則に基づき、サプライチェーン連携や再エネ技術の共同開発を強化する。また、グローバル・クリーンエネルギー・パートナーシップへの共同参加、原子力安全分野での交流、民間航空分野での協力にも合意した。従来型電源の火力・水力発電中心から、風力・太陽光を主体とする再エネと送電網相互接続を軸とした協力へシフトする中、中越エネルギー協力は新たなフェーズに移行する。さらに、北部湾(トンキン湾)における共同パトロールや海上共同開発、RCEPおよびCPTPP枠組みとの連動を通じて、地域のエネルギー安全保障の強化につなげるとしている。