海外電気事業短信

中南米:ホルムズ海峡封鎖で中南米のエネルギーへの注目度が高まる

2026-03-31
  • オセアニア
  • エネルギー一般・政策

コロンビア大学グローバルエネルギー政策センター(SIPA)は2026331日、イラン紛争によるホルムズ海峡封鎖によって中南米のエネルギーが注目度を高める可能性を示した。同地域は非OPEC諸国の主要供給源と認識されていたが、今回の紛争で石油市場における戦略的価値が明らかになるとした。また、天然ガス輸出プロジェクトでは、アルゼンチンやメキシコ、ベネズエラの可能性を挙げている。アルゼンチンは2025年に天然ガス生産量が過去最高を記録するなどLNG輸出が現実味を帯び、メキシコは2024年に大西洋岸のアルタミラターミナルを通じて米国産ガスの輸出を始動、ベネズエラは域内最大の埋蔵量を有し、コロンビアやトリニダード・トバゴへのガス輸出プロジェクトが検討されている。他方、域内各国はLNGや石油製品の純輸入国であり、燃料価格高騰に直面しており、特に肥料の多くを輸入する農業大国ブラジルやアルゼンチンは深刻な問題と懸念されている。