海外電気事業短信
米国:ERCOT、前年に引き続き寒波到来も今年は供給力を維持
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- 2022-02-14
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- 北米
- 電気事業一般・経営
米国エネルギー情報局(EIA)は2022年2月14日、同年2月初旬にテキサス州に到来した寒波によりテキサス電力信頼度協議会(ERCOT)管内の電力需要が高まったものの、供給力の維持により停電が回避されたとの分析を発表した。2021年2月の寒波では、発電設備の凍結やガス火力発電の燃料不足等による供給力低下で、同管内において2,000万kWもの輪番停電が発生し、ERCOTの卸電力価格も価格上限である9ドル/kWhに達した。今回の寒波は2021年ほどの規模ではないものの、冬季需要ピークは2月4日10時に6,886.2万kWに達し、過去最高に迫っていた。EIAによると、今回の寒波ではテキサス州内の天然ガス生産量は大きく減少することなく、ガス火力発電への燃料供給は維持された。また、再エネ(主に風力発電)も高水準の出力を保った。このように高い供給力が維持されたことで、ERCOTの卸電力価格は0.1ドル/kWhを下回る水準に抑えられた。
