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豪州:データセンター拡大により電力需要が急増

2025-12-02
  • オセアニア
  • 送配電

地元経済誌は2025年12月2日、オーストラリア国内でデータセンター(DC)計画が急増しており、電力供給が今後の計画推進の制約要因となる可能性があると報じた。電力系統を運用するAEMOは、2040年までにDCが国内電力消費の12%を占めると予測しており、多くのDC事業者が電力供給に懸念を示している。ニューサウスウェールズ(NSW)州では既に約90カ所のDCが稼働しているほか、2025年時点で22件、合計367万kWの新規案件が申請・承認段階にある。連邦政府はAI国家戦略の中で、DCを投資および生産性向上の基盤と位置付ける一方、電力システムへの負荷増大や排出削減目標への影響を課題として認識している。NSW州政府は、DCによる膨大な電力・水使用量に対応するため、インフラコスト回収方法の見直しを検討しており、業界に対してエネルギー・水使用効率の向上や再生可能エネルギー導入の拡大を求めている。