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台湾:経済部、第2・第3原子力発電所の再稼働は可能と発表

2025-11-28
  • 東アジア
  • 原子力

台湾経済部(日本の経産省に相当)は2025年11月28日、台湾電力の廃止された原子力発電所の現状に関する評価報告書を正式に承認したと発表した。第1(金山)原子力発電所については多くの重要設備の解体と計装部品の改修を理由に再稼働は現実的ではないと評価した一方で、第2(國聖)、第3(馬鞍山)原子力発電所は再稼働が可能と評価した。経済部は今後、両発電所の独立安全検査と再稼働計画の策定を同時に開始するとしており、再稼働計画は2026年3月に核能(原子力)安全委員会へ提出される予定。独立安全検査には、老朽化と耐震性の評価が含まれ、馬鞍山発電所の検査には、ピアレビューと元のプラントサプライヤーの支援が必要で約1年半~2年かかるとされる。一方、國聖発電所では、原子炉から使用済燃料を取り出すとともに、乾式貯蔵施設の整備も必要となるため、馬鞍山発電所よりも検査や再稼働の準備にかかる期間は長くなる見込みだという。