海外電気事業短信

米国:バイデン政権、2030年に新車販売の50%を電動車とする大統領に署名

2021-08-05
  • 北米
  • 環境・再エネ

バイデン大統領は2021年8月5日、2030年に新車販売における電動車(電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV))の比率を50%とする目標を盛り込んだ大統領令(EO)に署名した。EOには、自動車の燃費基準に関する指示も含まれ、環境保護局(EPA)と運輸省(DOT)は、トランプ前政権が実施した燃費基準の規制緩和を見直す。今後、短期的には、カリフォルニア州の規制を基にした、2026年モデルの車に適用される連邦政府の燃費・排ガス基準を策定する。長期的には、早ければ2027年から中型車および大型車、少なくとも2030年までに乗用車などの小型車向けに、より厳しい規制を課す新たな燃費・排ガス基準を策定する。本取り組みは、バイデン政権が進める公約「より良い復興(Build Back Better)」の一環。地元報道によると、EOによる電動車の新車販売比率目標に強制力はなく、電動車の普及促進を奨励する政権の姿勢を示したものとしている。自動車業界団体等は、政権の方針に支持を示す一方、電動車の普及促進には、充電インフラへの投資、電動車への移行に向けた広範なインセンティブ(奨励金など)などが不可欠とし、連邦政府・議会等による政策支援の拡充・立法化を求めている。