- 2025-11-18
-
- 北米
- 火力
北米電力信頼度協議会(NERC)は2025年11月18日、2025年から2026年にかけての電力系統の冬季信頼度評価「20252026 Winter Reliability Assessment」を公表した。NERCは平時のピーク需要に対しては十分な供給力が確保されているものの、寒波が長期化・広域化した場合には需給逼迫リスクが高まると警告。背景には増大する電力需要(前年比20GW、2.5%増)に対し供給力の積み増しが追い付いていない状況があり、有事における電力の安定供給には天然ガス火力による供給力確保が重要と指摘。特に天然ガスの生産・輸送設備の凍結防止対策が不十分としている。NERCはリスクの低減に向け、発電所の計画外停止が相次いだ場合や電力需要が急増した場合のプロトコルの見直し、需要予測が過小評価されている可能性を認識したうえでの対策の構築、発電向け燃料の供給力確保状況を把握するための調査の実施などを提言している。
