海外電気事業短信
英国:Shellがスコットランドで落札した浮体式事業の開発権を返上して、事業から撤退
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- 2025-11-10
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- 欧州
- 電気事業一般・経営
エネルギー専門誌は2025年11月10日、石油メジャーShellがスコットランド沖で落札していた浮体式洋上風力発電事業の開発権を返上し、事業から撤退したと報じた。Shellは2022年1月のScotWindリースラウンドで、ScottishPower Renewablesと共同で2件の浮体式洋上風力プロジェクトの開発権を取得していたが、両社間で権益を整理し、ScottishPowerが「MarramWind」(出力約300万kW)を単独保有し、Shellは「CampionWind」(出力約200万kW)を単独保有後、Crown Estate Scotlandにリースを返還した。CampionWindでは、開発権維持のため年間8,600万ポンド(約172億円)を支払う必要があり、コスト負担が重く事業性に課題があった。Shellは2024年12月に発表した事業戦略の見直しに基づき、新規洋上風力への投資を抑制し、既に米国、韓国、アイルランド、フランスでの洋上風力事業を売却している。
