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欧州:再エネPPAが退潮、締結数は前年から6割減

2025-11-04
  • 欧州
  • 環境・再エネ

欧州の再エネ事業者と消費者で形成される団体RE-Sourceが2025年11月4日に報告した内容によれば、英国も含めた欧州において、年初からこれまでの電力売買契約(PPA)締結数が、前年同時期より60%減少した。締結した容量で見ると、2025年は500万kWにとどまっており、前年同期比で40%減少した。同団体はこの原因として、(1)系統接続・許認可取得の長期化による再エネ拡大の遅れ、(2)不十分な電化、(3)ネガティブプライス発生の増加によるPPA交渉の難航を列挙した。再エネPPAの退潮はエネルギー情報誌でも報じられており、コスト上昇分をカバーした、売り手から提示される価格が、オフテイカーからは高過ぎるととらえられ、価格水準について両者で大きな隔たりがあることが背景にあると指摘されている。