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米国:NYPA、2040年までに先進型炉の1GW建設へ向けRFI開始

2025-10-30
  • 北米
  • 原子力

ニューヨーク州電力公社(NYPA)は2025年10月30日、2040年までに同州北部に少なくとも1GWの先進原子力発電所を建設する新構想の一環として、2件の情報提供依頼(RFI)を発出した。1件目は、NYPA主導の先進炉プロジェクトの受け入れを希望する地域コミュニティ向け、2件目は、原子力発電の開発・建設・運転・保守に実績を持つ民間事業者からの情報収集を目的とする。同構想は、同州のホークル知事(民主党)が2025年6月に増大するクリーンエネルギー容量への懸念に対処するため、同州北部で少なくとも1GWの先進原子力発電容量を開発するよう要請したことが契機。NYPAは直ちに予備的な調査を開始し、労働組合などと人材育成に関する協議も進めてきた。本原子力構想は、再生可能エネルギーの補完、送電網の信頼性強化、経済性の優先、およびエネルギー自立と供給網の確立を重視したエネルギー政策を進める確実なゼロエミッション電力の供給を目指している。