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オランダ:太陽光発電設備国内製造支援プログラムへの融資打ち切りが決定

2025-09-19
  • 欧州
  • エネルギー一般・政策

2025年9月19日付エネルギー専門紙は、オランダ政府が太陽光発電設備の国内製造支援プログラム「SolarNL」のフェーズ2、3に対する条件付き融資について、参加事業者からの実施要請を却下したことを報じた。同プログラムは3つの先端技術(ヘテロ接合太陽電池(HJT)、ペロブスカイト太陽電池、建材・車両一体型太陽電池(BIPV・VIPV))に焦点を当てた研究開発と商業化を促進し、国内における大規模製造業の確立を目指すもの。今回の決定に当たっては、市況の低迷や民間資金の不足によるHJT工場の建設遅延やペロブスカイト技術の商業化が2028年以降にずれ込むといった課題が顕在化したことを受け、同プログラムへ資金援助を実施している国家成長基金(NGF)の諮問委員会から、「オランダ国内における大規模製造は実現可能性が低いため、更なる資金援助は打ち切ることが望ましい」と勧告されたことが影響したと報じられている。