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米国:TX州、需給逼迫時にデータセンター負荷などを遮断可能な新法を制定
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- 2025-06-20
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- 北米
- エネルギー一般・政策
テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は2025年6月20日、電力需給逼迫時にデータセンターなどの大規模負荷への電力供給遮断を可能とする上院法案(SB6)に署名し法案が成立した。これにより、2026年1月以降の系統接続に際し、75MW以上の新規の大規模負荷は、遮断装置の設置が義務付けられる。また、24時間前の通知を前提とした任意のデマンドレスポンス制度も設けられ、他の信頼性サービスに参加していない場合はその対象となる。この法案は、2021年の大寒波「ウリ」による大規模停電の経験を踏まえた再発防止を目的としている。ERCOTは、2030年までにデータセンターなどによる電力需要が87~138GWに増加すると予測しており、SB6は、電力系統の信頼性向上と、データセンターなどの急増による負荷増大への対応策として注目されている。
