海外電気事業短信
EU:ECA、現状の系統投資規模ではエネルギー移行達成に不十分との認識
- 海外電力調査会 トップ
- 世界の電気事業の動き
- 海外電気事業短信
- EU:ECA、現状の系統投資規模ではエネルギー移行達成に不十分との認識
- 2025-04-02
-
- 欧州
- エネルギー一般・政策
欧州会計検査院(ECA)は2025年4月2日、電力系統の近代化に関する調査を実施し、現状の投資ペースを継続した場合の2024~2050年の総投資額が1兆8,710億ユーロに上ることを報告した。一方で欧州委員会は、同期間中に合計で1兆9,940億~2兆2,940億ユーロの投資額が必要になると推計しており、現状の投資ペースでは不十分であるとの認識をECAは示している。同時にECAは、投資ペースの加速に向けてEU加盟国間での系統開発計画の調整や許認可プロセスの簡素化、設備および人材不足の解消といった取り組みのほか、蓄電池やデマンドレスポンスといったフレキシビリティの拡充による系統増強費用の軽減が重要であると主張している。
