海外電気事業短信

英国:規制機関、長期エネルギー貯蔵に対する支援制度の技術要件を公表

2025-03-11
  • 欧州
  • エネルギー一般・政策

規制機関のガス・電力市場局(OFGEM)は2025年3月11日、長期エネルギー貯蔵設備(LDES)を対象とする支援制度(キャップ&フロア:プロジェクト収益に下限と上限を設け過不足を決済)の最終的な技術要件を公表した。最大出力で連続8時間以上電力供給が可能な設備が支援対象となり、連続6時間以上というこれまでの案から引き上げられた。支援対象とするか不透明であったリチウムイオン電池は上記要件を満たす場合に対象となる。設備容量の下限は、実証済み技術(揚水発電やリチウムイオン電池)が対象の「ストリーム1」では100MW、発展途上技術(液体空気電力貯蔵、圧縮空気電力貯蔵、フロー電池など、1MW以上の規模で実証例のある技術)が対象の「ストリーム2」では50MWに設定された。今後、初回枠については2025年春にも申請受付を開始し、プロジェクト収益の下限・上限設定プロセスなどを経たのち2029年頃に支援を開始する。