海外電気事業短信

EU:2024年の太陽光発電量が初めて石炭火力発電量を上回る

2025-01-23
  • 欧州
  • 環境・再エネ

シンクタンクのEmberは2025年1月23日、2024年のEUの発電電力量に関する報告書において、太陽光が全体の11.1%を占め、石炭(9.8%)を初めて上回ったと発表した。総発電電力量は1,300TWhで、内訳は多い順に原子力23.7%、風力17.4%、ガス15.7%、水力13.2%、太陽光11.1%、石炭9.8%、バイオエネルギー5.5%、その他3.7%となっており、再エネだけで47%、原子力も合わせたクリーンエネルギー電源は71%に達した。2023年と比べると、太陽光は22%、風力は2%、水力は10%、原子力は5%増加したのに対し、石炭は16%、ガスは6%減少しており、電力部門のCO2排出量はピークだった2007年の半分以下に削減された。Emberは、エネルギー安全保障と競争力強化を実現するためには、更なる風力や太陽光の導入を支える政策が必要だとして、越境投資への支援や許認可改革の実施などを求めている。