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英国:首相、2030年までに発電の95%以上低炭素化する新目標を発表

2024-12-15
  • 欧州
  • 環境・再エネ

スターマー首相は2024年12月5日、政権が主要政策の中で今後目指す各種目標について発表した。新築住宅の大量導入、医療の受診待ちの大幅解消、警察官の増員、初等教育環境の整備といった目標に加え、エネルギーに関しては国産エネルギーの拡大、そして2030年までに低炭素電源による発電シェアを95%以上にする目標が示された。労働党は2024年7月実施の総選挙に向けた公約の中で、前保守党政権が掲げていた電力部門の2035年脱炭素化目標の2030年への前倒しを掲げていた。しかし、2030年までの道筋について新政権から諮問された系統運用機関NESOは同年11月5日に報告書「Clean Power 2030」を発表し、2030年までにガス火力の発電シェアを5%未満まで低減することで電力部門からの排出を1990年比90%以上削減可能というシナリオを示していた。首相官邸は今回の目標設定はNESOの報告書に沿ったものとしている。