海外電気事業短信

米国:エネルギー省長官がユッカマウンテンは最終処分場にならないと明言

2021-06-10
  • 北米
  • エネルギー一般・政策

米国エネルギー省(DOE)のグランホルム長官は2021年6月10日、訪問先のネバタ州で、同州のユッカマウンテン(YM)が使用済燃料の最終処分場になることはないと明言した。同氏はまた、YMに代わる適地を探すのは、放射性廃棄物に関する政策を抜本的に検討する目的でオバマ政権時に設置された委員会の責務であるとも語った。YMを最終処分場とすることは、2002年に当時のW・ブッシュ政権(共和党)によって一度決定されたが、その後のオバマ政権(民主党)が、同決定はネバダ州や自治体および住民の同意を軽視したプロセスで進められたとして非難し、2011会計年度以降にYM関連に予算を付けなかったことで事実上白紙撤回された。その後のトランプ政権(共和党)は関連予算を計上したこともあったが計画を前進させることはできず、現在のバイデン大統領(民主党)は就任前から一貫して同計画に反対の立場を示している。